「ちょうどいい壁ぇ~~~」
ついに姿を現したスバルB。スバルよりユニヴァサール感覚の能力が高い彼にイスズは期待を寄せるが……。一方、友を亡くしたスバルは悲しみと怒りの中でようやくエースパイロットとしての自覚に目覚めるが……。
目次
あらすじ
#10 BLACK IMPULSE / SUBARU, THE SPEED KING
ついに現れたスバルのコピー生命体、スバルB。スバルのコピーとはいえ、どうも突然変異らしいので、見た目も性格もスバルとは多少違い、生まれたばかりなので子どもっぽいところがあり、イスズはいろいろと苦労に見舞われる。
今回は戦力どころかやっかいな弟がもう一人増えた感じのイスズお兄ちゃんが振り回される姿が何だかかわいい。
後半は友の死を乗り越えてエースパイロットとしての使命に目覚めたスバル。
いざ敵と戦おうとするが、いいところで意外な妨害がはいる。
【ここからネタバレです。】
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前半の内容
冒頭は少し時間がさかのぼって、メトゥス=ゲルメンのイスズのラボから始まる。
ラボの中でサスマタや紐などを持った警備員が誰かを探している。
一方、イスズが部下とともに何かを見ていた。
その時、全裸の男が後ろの窓のガラスを突き破って侵入してくる。
その男を見て、イスズは
「また、遊び回っていたのか。我が弟のコピー生命体……。」
「スバル・Bよ」
と声をかける。
警備員が探していたのはこのスバル・ビヨンドだった。
イスズはにこやかにスバルBに新しい機体をじゃじゃーんと紹介する。
「お前の強靱的なユニヴァースに見合う、黒色の機体、デュランダル・ツヴァイが届いたところだ」
(その前に、服着せたり~や)
「我々は黒い悪魔と呼んでいる。えっへん」
(あれ、どこかのロボットアニメに『白い悪魔』ってあったような)
スバルBが
「俺の専用機~」
と言いながらふらふらと駆け寄る。満足げに見るイスズ。
「そうだ、それでお前のコピー元を叩くのだ。ふふふ」
しかし、弟もどきが興味を持ったのは……。
イスズの大事な大事なケリュケイオンだった。
イスズ「お~い。ちょ、ちょ、そっちは俺の……」(;゜ロ゜)
慌てるイスズ。
イスズは弟もどきに黒い方に乗るように説得するが、彼はは黒きらーいと駄々をこねる。
イスズ、頑張ってやさしく、諭すようにスバルBを説得する。
「わかった。いったん落ち着こう」
「俺もね、黒って埃が目立つから嫌だったのね。でもね、白の方が汚れがめだつのよ。実はね。」
(いっくん、きわめてお兄ちゃんらしい!!)
一瞬イスズの言うことに納得したかと思いきやスバルBはいきなりいっくんのアイパッチを奪い取る。
お兄ちゃん、大事なアイパッチを取られても、怒らずに
「それ気に入った?じゃあ、それあげるから黒い悪魔に乗ろうか?」
と部下達が呆れて見ている中、やさしくやさしく弟もどきをなだめる。
(お兄ちゃん大人やなあ、でも若干甘やかしすぎのような。)
で、スバルBはそのまま出撃することに。
(結構平気で例の汚い液に漬かる (;´Д`))
後半の内容
お兄ちゃんと弟もどきは一緒にスバル打倒へ向かうが、うひゃひゃと笑いながらイケイケ状態のスバルB。
好き勝手動きながら、小惑星をたたき割りまくりながら進む。
お兄ちゃんも
「ケリュケイオン、グリフォンモード!!」
と叫んで機体を変形させる。
と、ケリュケイオンがグリフォンに!!
(わあ、普通のロボットアニメみたい!!)
が、お兄ちゃんが格好つけていると、スバルBの黒い悪魔がど~んと乗っかってきた。
そして、ケリュケイオンで遊び始める。
さすがに大事な大事なケリュケイオンにいたずらされているので、お兄ちゃんはやっと怒る。
「おい!グリフォンモードは乗れるように作られてないからー!!!!!」
そんな時、スバルBの機体がスバルのデュランダルを認識する。
ビヨンド「見つけたぞー俺のコピ~!!うひゃひゃ~」
(何度でも言うけど、コピーは君の方だよ)
スバルに戦いを挑むため、お兄ちゃんの大事なケリュケイオンの頭を思いっきり踏み台にして飛び出すスバルB。
スバルB「その白いのーよこせー!!」
動かなくなった陰毛の死を悲しんでいたスバルはスバルBに気づき、黒いデュランダルに驚く。
パッカーの声かけもあり、スバルは意を決しスバルBを迎える。
スバル「ああ~~~~!!」
二人がぶつかり、戦い始めたその瞬間
がしっとお兄ちゃんのケリュケイオンがスバルBの機体の肩を掴んだ。
そして、ケリュケイオンの頭を指さし
「スバルB!お前が無理にまたがったせいで、人型に戻ったときにアゴが閉じなくなったぞ!!(怒)」
とお怒り。
スバルBはお兄ちゃんの命より大切なケリュケイオンを壊したのだった。
イスズはケリュケイオンが壊れ、激怒モードに入っているので、戦闘なんかどうでもよくなった。
「いったん、帰還するぞ!」
と、無理矢理スバルBを帰還させる。
「いったい何しに来たんだ兄さん」
と呆れるスバル。
ティラミスへ帰還してからデュランダルは高機能パーツを取り付け作業に入り、スバルは待機していた。
スバル「早く出撃させてくれ!!」
彼は友人(陰毛)を失い怒りで我を忘れていた。
(えっと~……いろいろツッコミたいのですが)
出撃許可が下りるやすぐに発進し、怒りにまかせてデュランダルを飛ばしまくるスバル。
「悲しい争いが起こるから、みんな悲しいままなんだ!!だから俺が戦争を終わらせる-!!」
やっとエースパイロットの自覚や使命に目覚めるスバル。
(この辺だけ切り取ったら普通のロボットアニメなんだけど……)
10G(重力の十倍の加速度)になるまでスピードを出して飛ばすスバル。
スバル「うおおおおおおおお!!」
その時、二機の兵器がデュランダルを挟み撃ちにし始めた。
ナレーター「スバルは使命感と怒りの間で…」
と、連邦の宇宙警察の機動兵器(パトロイド)に止められる。
宇宙警察「そこの機動兵器ゆ~くりついてきなさ~い。」
ナレーター「いきなりやらかしてしまった」
なんと、スピード違反でネズミ取りに捕まってしまった。
G(加速度)で変形した恥ずかしい顔をバッチリ写真に撮られている。
とほほな様子で免許証(スマホ画面)を提示させられ、デュランダルから降ろされる。
パトロイドの後ろのスペースでいろいろな書類にサインし、反則金の額を見てため息を吐く。
先ほど食べた弁当の奈良漬けせいでアルコール臭いスバル。飲酒運転のテストまでさせられそうになる。
そんなとき敵に襲撃され、おまわりさんは衝撃で頭をぶつけ気絶する。
代わりにスバルが見つけた一日署長のタスキをかけて、パトロイドで応戦しようと決意する。
スバル「俺しかいないんだ。俺が戦争を終わらせる」
敵と戦える装備を取り出す。
ビームサーベルらしきものが出てくる。
しかし、それはさすまただった。( ̄0 ̄)
その時、敵機が襲いかかってきた。
スバルはさすまたで対抗する。
ナレーターの大塚さんが『さすまたとは~』と説明するが、なんか別のアニメ“ゆるキャン△”をどうしても思い出してしまう。(^_^)
しかし、さすまたは相手を押さえる時、壁とセットで使う物であり、宇宙にはちょうどいい壁がなかった。
宇宙歴157年、スバルは反則金を払わされただけでなく、ちょうどいい壁を40分以上宇宙じゅう探す羽目になった。
スバル「ちょうどいい壁ぇ~」
【感想】
今回は新しい弟ビヨンドとイスズお兄ちゃんの兄弟コントがおもしろかった。
イスズお兄ちゃん、頼りない弟がいるほうが、いいお兄ちゃんになるなあ。
大事な高いアイパッチをビヨンドにやるところなんか、今回のお兄ちゃん”大人になってる!!”とか思ってしまった。
ただ、甘やかしすぎてビヨンドが超ワガママ、マイペース野郎になってるような。(;゜ロ゜)
でも、ケリュケイオンが絡むといつものお兄ちゃんに戻ってしまいましたね。(^▽^)
いつも真剣モードのスバルですが、今回はやっと主人公の自覚が目覚めたようで、少しずつ成長しているんですねえ。(クスッ)
陰毛の件を無視すれば普通のロボットアニメ風だけど、陰毛のせいでいろいろツッコミたい気分になる。
友達と一緒に見て、
「いやいやいや」
とみんなでツッコミたい。(^_^)